光に向かってシリーズ(高森顕徹著)の裏話

『光に向かって』シリーズファンが、もうちょっと深く掘ってみました
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みんな欲に殺される
光に向かって100の花束』43話
みんな欲に殺される あんな広大な土地はいらなかったのだ


この話は、次のように始まっています。

 昔、隣接する大国と小国があった。
 人口が少なく広大な土地が遊休している大国にたいして、小国は、人口密度が高く狭小な土地を取りあいコセコセしていた。
 大国の王様があるとき、小国の農民たちに触れを出した。
「オレの国へくる者には、土地をほしいだけ与えよう」
「王様、ほしいほどとおっしゃいますが、本当でございましょうか」
 半信半疑でやってきた小国の農夫たちはたずねる。
「ウソは言わない。見わたすかぎりといっても区切りがつかないから、おまえたちが一日歩きまわってきた土地を与えることにしよう。ただ一つ条件がある。朝、太陽が昇ると同時に出発し、角々に標木を打ち、太陽の沈むまでに出発点にもどることだ。その間、歩こうが走ろうが、おまえたちの勝手だが、一刻でも遅れれば、一寸の土地も与えぬから注意せよ」


この話は、トルストイの作品の中にあります。"Something You Forgot...Along the Way " (英語版『光に向かって』)にも、そのように書かれています。「中外日報」(平成22年9月7日)にも載っていました。

本当に必要な物は決して多くはない

 トルストイの寓話にこういうものがある。
 あるロシア人がモンゴルの長者から土地を買った。金を受け取った長者はロシア人を広大な平原に連れて行き、日の出から日の入りまで歩いて囲んだ土地はすべてあなたの物だ、ただし、日没までに出発点に帰り着かなければ、すべては無効になる、と言った。
 ロシア人は日の出とともに歩き出し、肥えて豊かな土地欲しさに休むこともなく、飲食のために腰を下ろすこともなく、ただひたすら歩き続けた。もう充分だから戻ろうと思っても、いやいやこんな素敵な土地を手に入れないわけにはいかないと歩き続けて、ふと気が付くと、草原の彼方に日が傾いている。
 驚いた彼は出発点に向けて走り出した。苦しくても、腹が痛んでも、のどが渇いても、目がくらんでも、無理に無理を重ねて走り続け、日没と同時に出発点にたどり着いた。そこにはモンゴルの長者が待っていて、高笑いしながら、いやお見事、お見事、この広大な土地は皆あなたの物ですぞと言った。ところがロシア人はばったり倒れて死んでしまったのである。
 長者はちょうどロシア人の体が入るだけの穴を掘って埋葬してやったという。結局彼に必要なのはそれだけの広さの土地だったというわけである。
欲のために生き、欲に殺され、人生の目的を見失う人生は送りたくないものです。

JUGEMテーマ:読書
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